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『ご無沙汰してしまいました』

 しばらくの間、更新作業を休ませていただきいつもご覧いただいている皆様には不便をおかけしました。
この場を借りてお詫び致します。
新潟市の郊外北区葛塚に移転し、もう2ヶ月になります。ゆっくりと時間が流れていくといった感じです。
旧豊栄の地は、私にとっては必要最小限度の施設がコンパクトに詰まった居心地のよい場所です。
年齢のせいでしょうか、自然のうつろいも心地よい要因のひとつのようです。
次回の更新からは北区周辺情報もお届けしますので、お楽しみに!

 現在は予定していた2室の展示室のうち1室での営業ですが、来年1月の展示からは2室での営業となります。
今後は月1回のペースでこの場で企画展を開催するとともに、年数回店外の催事を開催する予定です。
今後ともよろしくお願い致します。
(2009.12.1)
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『画廊移転のお知らせです。』

 6月28日(日)まで開催の森川 護展を最後に現在の画廊を閉め移転致します。

*6月末日にて中央区東中通1の画廊を閉廊致します。この場所に移転してからあっという間に2年間が過ぎました。柳の風情が名残惜しいです。
*7月1日から9月末日まで新スペース開設準備のため、展示の方は休ませていただきます。尚、画廊事務所の方はこの間も稼動しています。電話またはメールにてご連絡下さい。
*新スペースは新潟市北区葛塚に10月3日(土)にオープン致します。JR豊栄駅より徒歩約5分の立地です。フラットなギャラリースペースと、和風テイストのギャラリースペース2室で、約25uの展示スペースを予定しています。
*画廊移転後最初の展覧会は、10月3日(土)から10月18日(日)までの会期で『立体的ナルモノ』を開催致します。
 移転を機に取り扱う若手作家の陶器、ガラスと彫刻作品(ギャラリーコレクション)とのコラボレーションによる企画展示です。

 10年目のシーズンを新たな地域、そして新スペースで迎えることになります。
 移転をするたびに遠くへ遠くへ行く感がありますが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
                                                  楓画廊 三ツ井 伸一

画廊移転先:
〒950-3321 新潟市北区葛塚3210−9
TEL&FAX 未定(新しい番号が決まりましたらホームページにアップします)
携帯電話 090-2970-9687   e-mail  info@kaede-g.com

追記:
@7月中旬にあらためて画廊移転のご案内を発送させていただきます。
A9月中旬に移転後最初の展覧会 画廊移転記念特別展『立体的ナルモノ』のご案内をさせていただきます。
( 2009.6.22)
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特集展示『大下百華 10年の軌跡』

 9年前のことを思い出しています。
 2000年夏のある日、画廊の開設準備をしていた私は、オープニングをお願いすることにした版画家大下百華さんのアトリエを訪ねました。石川県加賀市にある大下さんのアトリエから見える風景は、窓の外に田園地帯が広がり背後に山々が連なるローケ−ションで、近くに温泉もあるという環境は、私が生まれ育った土地とそっくりで、心地よいそよ風が流れいたことを記憶しています。これから画廊を始めるというどこの馬の骨かも分からない私を快く受け入れてくれ、いろいろと話を伺わせてもらいました。
 当時、大下さんは日本版画協会賞を初めとし様々な受賞を重ね、勢いのある新人作家でした。ある頒布会で彼女の作品を手に入れていた私は、そのエネルギーに満ちた躍動感あふれる作品に惚れ、画廊のオープニングに是非とお願いしたのです。準備期間もそれ程なかったにも関わらず全力で取り組んでくれ、オープニングを迎えた2000年11月3日が昨日のことのように鮮明にかつ懐かしく思いだされます。
 今回の『大下百華 10年の軌跡』は、画廊の歴史の1つの区切りとしても、私個人としても思い入れのある展覧会です。展観内容をご紹介しましょう。まずは初期の版を用いたドローイングを2点展示します。この2点はオープニングをお願いしにアトリエへ伺った時に、壁面にかけてあった作品を譲ってもらったものです。色調はやや暗めで控えめな作品ですが、その後の版画作品の流れを予期させるような作品です。油彩画も3点展示します。これは当画廊2回目の個展の際に、初めて油彩画を発表してもらった時のものです。制作にも少し余裕が出来た頃のもので、遊び心いっぱいの作品です。木版画は15点程を展示します。
 旧作から最新作まで10年にわたる作品をご覧いただきたいと思います。
 皆様のご来廊を心よりお待ちしております。
( 2009.6.12)
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『水津 燧展−フレスコ画を中心に』

 5月29日(金)から水津 燧展を開催中です。当画廊では4年ぶりの個展です。
 東京を中心に活動していた水津さんが、生まれ故郷佐渡へアトリエを移し活動するようになって7,8年になるのでしょうか。
 高校は下宿をしながら新潟市内の学校に通っていたそうですから、10代半ばで島を離れたことになります。約30年ぶりに暮らすようになった佐渡が織りなす四季、自然の神秘に画家の心は大きく揺れ動いたようです。
 この数年、小旅行や画廊の仕事の関係で佐渡へ行くことがあり、その度に水津さんに島の中を案内してもらっています。
 ある時、よくスケッチに行くという森へ連れて行ったもらった時に、こういう背景があって現在の水津さんの絵画世界が生まれているのだと、小さな渓流が流れ薄日差す新緑の中で、自分なりに感じ入ったことがありました。その時案内してもらった場所は私のような初心者でも入れる所で、もっと神秘性漂う奥まった秘密の場所もあるらしいのです。
 今回の個展では、従来のテンペラ画、素描とあわせて、最近取り組み始めたフレスコ画の新作10点程を展示しています。
 フレスコ画は漆喰壁に描画していく技法で、漆喰が乾きあがらないうちに描かないといけません。今回の水津さんのフレスコ作品は、テンペラ画の細かな筆致とは異なり、漆喰に顔料が染み込んでいく特性をうまく生かし、神秘性漂う自然の姿かたちや光のかげんを巧みかつ豊かに表現した作品に仕上がっています。
 確かな描写力とイマジネーションに裏づけされた現在の水津さんの世界を是非ご覧いただければ幸いです。会期は6月8日(月)までです。
( 2009.5.29)
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『美の視点 記憶のかたち』(新潟県立万代島美術館)』

 現在、県立万代島美術館で開催中の『美の視点 記憶のかたち』を観に行ってきた。
美術館の自主企画で、新潟の作家9人にスポットをあて、ブースを区切ってそれぞれの個展形式で紹介している。当画廊の取り扱い作家である彫刻家の星野健司、日本画家の杉原伸子の作品も展示されている。
 まず入ると、西村 満の浜の風景を描いた横長の作品が周囲を取り囲む。ワイエスを憧れの師と仰ぐ西村作品の70年代後半から80年代の秀作である。次は日本画の小林充也の展示を経て、版画の鶴巻貴子の展示。鶴巻貴子は2005年に当画廊にて彼女自身の初個展を開催した作家で、今回もその時の発表作を中心に、新作ではエンボスを併用した作品も展示をしている。次室の杉原伸子の作品は、2007年に当画廊企画で画廊イタリア軒で個展を開催した際の作品をベースに新作を加え、初期の作品とともに賑やかに展示している。作品数が多いだけにどんな展示をしてくれるのか楽しみしていたが、学芸員の展示センスに拍手を送りたい。新作の「空と水の間に」「静かな始まり」に新たな展開の予感がする。来年1月に当画廊で予定している新作展が楽しみだ。次に日本画の稲田亜紀子、混合技法の近藤 充、油彩画の麻績勝広と進み、彫刻の星野健司の展示となる。今回の中では一番広めに取られた展示室に90年代のライダー・トリックスターのシリーズが6点展示されている。その中でも「ライダー・トリックスターZ 超レダ」が圧倒的に彫刻の魅力を放つ。その大きさもさることながら、あまり具象的でない固まりとしての彫刻の魅力を感じる。欲を言えば、展示室の照明がもう少し落とされ、スポットがうまく使われた雰囲気のある演出が欲しかった。最後は、映像の吉原悠博の「新川史眼」。縦長に設定された画面、アングルのうまさ、映像の美しさに心を奪われた。10数分の映像を2回見てしまった。
 今回のこの企画は、県立万代島美術館の新たな試みで、今後も継続していきたい意向とのこと。学芸員主導で、本来の美術館としての役割の一端を担う仕事だけに、実績という点でも多くの方々にご覧いただきたいと思う。会期は6月21日(日)まで。
 当画廊で5月26日(火)まで開催の『コレクターの眼差しPart 2』でも、鶴巻貴子の「Child Nature」「Queen Box」「Winter Land」(以上3点美術館で展示中)「Another Nature」の大型版画4点を展示、紹介している。
( 2009.5.15)
 
※画像はクリックで拡大します。(新しいウインドウが開きます)


コレクターの眼差しPart 2 会場風景
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『Box Art 8人の小宇宙』

 数日前からBox Art展の搬入が始まりました。
 出品いただく8人の作家に対しこんな作品が仕上がってくるのではという自分なりのイメージがある訳ですが、届いた荷を解くのはいつになってもわくわくするものです。
 届いた順にご紹介します。
 4月20日に霜鳥健二さんから作品4点が届きました。オフホワイトのボックス(木)を背景に鉄のオブジェが配置され、その影が出来るように仕組まれています。作品タイトルは「影−T〜W」。
 24日には村木薫さんから作品2点、星野健司さんから作品3点が届きました。村木さんの作品は、25cm角のインド砂岩の上に翼が舞うもので、タイトルは「土の翼−もうひとつの新潟」。星野さんの作品は、鉄円盤上に小さなオブジェ3点で構成した「Non name objct(神託)」など。
 25日には水津 燧さんから作品3点が届きました。最近取り組んでいるフレスコの作品です。25cm角で深さ4cm程の檜の箱に漆喰壁を作り、描画された作品です。タイトルは「水鏡」など。
 26日には作田富幸さんから宅配便で作品3点が届きました。銅版画雁皮コラージュを中心とし、奥行き11cmの中に様々なものを配置し、作田ワールドを展開してます。作品タイトルは「nervous rabbit」など。
 27日に北條佐江子さんから作品3点が届きました。25×25×25cmのアクリルボックスの中に、時計や人物のオブジェ、ガラスのオブジェなどを配し異空間を構成しています。作品タイトルは「2009.May Box-Ω(オメガ)」など。
 28日には瀧谷美香さんから作品3点、大貫真寿美さんから作品3点が届きました。瀧谷さんの作品は木のボックスの中にガラス瓶や羽などのオブジェとコラージュなどを配した「沈む月」など。大貫さんの作品は観音開きのボックスで、右側にはペイント、コラージュなど、左側には小さなオブジェを配置した構成。作品タイトルは「inside しずくと舟」など。
 24点の作品が揃いました。8人のそれぞれの小宇宙をお楽しみいただければ幸いです。『Box Art 8人の小宇宙』の会期は5月2日(土)から5月12日(火)までです。
( 2009.4.28)
 
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特集展示『動物のいる風景』

 カラスが街中を我がもの顔で飛び回るようになったのはいつ頃からだろうか。
 画廊へ出勤する際にJR新潟駅を利用するのだが、カラスがホームに降り立って餌か何かついばんでいるのを時折目にすることがある。
 とても違和感がある。以前までの光景は鳩やすずめといったところだったはずだ。カラスが勢力を拡大するにつれ、駅前の広場にも鳩をあまり見かけなくなったような気がする。人間の残してきたつけが、動物たちの生態系を変え、自分たちの首を絞め、生きにくい世界にしてしまっている・・・。

 4月17日(金)から特集展示『動物のいる風景』を開催中です。10名の作家によるタブロー、ドローイング、版画、立体30点による展観です。出品作の中から何点か取り上げ、この展覧会の見所を紹介したいと思います。
 まずは版画作品から。木版画家井上 厚の「遠くの空」は昨年の個展の際にDMにした作品ですが、2匹の犬の後姿が遠景を眺めるちょっと郷愁を誘う作品です。銅版画家佐藤恵美の「蝶と」は蝶とたわむれる猫の表情といい構図も抜群の秀作です。版画からもう1点。早川純子の「Flash」は2000年制作の旧作ですが、画面の中に物語があり不思議な元気をもらえる作品です。
 タブロー、ドローイングからも紹介しましょう。次の2点のタブローは本来は人物画の範疇に入るものですが、あえて展示してみました。大石洋次郎の「えりまき」は女性が首に犬を巻いた構図。小林裕児の「鳥と人」はバーミリオンの赤を背景に人の頭の上になんと鳥が・・・。いずれも奇をてらった作品ではありません。一見の価値はあります。大下百華の「To the inside of infinity」は3.5cm程の厚さの板に木版画家ならではの彫刻刀での彫りの表現とドローイングによる半立体作品です。
 立体作品は岩間 弘の「小さな大飛行」というブロンズ作品や早川純子のかわいらしいウサギの小立体などを展示しています。
 必ずや楽しんでいただける展覧会です。皆様のお越しをお待ちしています。
( 2009.4.17)
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『最近の読書は・・・』

 私ごとですが、この頃、古本屋で以前読んだことのある本を見つけると買い求め、再読することが習慣化しています。
 小説が多いのですが、初版時あんなに熱心に読んだはずなのにストーリーをほとんど覚えていなかったり、その時には感じなかった新しい発見があったりします。
 中でも欧米の小説の新訳にははっとさせられます。もう30年近く前になりますが、英語を専攻する学生だった私は、当然のごとくサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」をその当時の訳本(野崎孝訳)で読んでいるわけです。その当時流行った言葉で表現すれば、モラトリアム小説として。先日古本屋で村上春樹の新訳本を見つけたので、もう一度読んでみようかという軽い気持ちで手に取ったのですが、これがすごい!何がすごいかと言うと、一つ一つの場面が生き生きとしているのです。現代の話としても十分通じるように仕上がっているのです。これは訳者の村上春樹が訳文を意図的にいじっているわけではなく、現代人が使う日本語で柔軟に訳しあげているからなのです。死語ではありませんが、言葉もどんどん古くなったり、新しい言葉も生まれるわけですから当然なのですが・・・。古典と言われるものも含め、このところ文庫本を中心に新訳が出てきています。あの訳者のものが定本と言わずに、どんどん新訳が出てきて欲しいものです。
( 2009.4.3 )
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『コレクターの眼差しPart 1』

 3月30日(月)まで『コレクターの眼差しPart 1』を開催中です。
 作品を買い求めるきっかけやコレクションの仕方は人それぞれ違う訳ですが、今回紹介するコレクションの主I氏は独自のセンスでご自身とほぼ同世代の若手作家の作品を蒐集してきました。
 I氏の最初のきっかけは、今回紹介する弦巻理江さんの木版画作品をあるブティックで観て気になっていたところから始まります。たまたまタイミングよく当画廊で彼女の個展を開催することになり、そこから当画廊とお付き合いいただくことになりました。Part 1では、これまでの個展やグループ展でコレクションした弦巻理江さんの木版画3点、ガラス絵5点をご紹介します。
 コレクションの仕方も人それぞれです。I氏はどちらかと言うと、あれこれ浮気(?)せず、気に入った作家を継続してコレクションするタイプです。5月15日(金)からのPart 2では鶴巻貴子さんの銅版画の大型作品4点をご紹介する予定です。
 いずれのコレクションも訳あって今回手放すことになりました。ご覧いただいて気に入って下さった方には安価で頒布する予定です。
 同時開催の『コレクションへの誘い2009:Spring Sale』では、モノクローム作品を中心に銅版画30点を展示致します。
 併せてご覧いただければ幸いです。
( 2009.3.20 )
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『花・華・はな3人展 '09』

 3月6日(金)から『花・華・はな3人展 '09』を開催中です。   
 この3人展は2003年3月よりメンバーを変えつつ、一足早い春を感じていただけたらという想いで毎年(2007年を除く)2月から  3月にかけて開催してまいりました。   
 シリーズ6回目の今回は、小山まさえさん、瀧谷美香さん、中村一征さんのいずれも当画廊で個展を開催している新潟の作家  3名による各作家5,6点での展観です。   
 小山さんにはコラージュの作品をお願いしました。彼女の絵画が持つ愛らしさが出て欲しいと願っていましたが、イメージに  近い作品があがってきました。瀧谷さんには従来の作品の延長上にあるものをという想いで油彩画をお願いしました。描き慣れない花を彼女なりにどこまで昇華させ、どんな作品があがってくるのか楽しみにしていました。心象風景的『花』が届きました。  こちらも私のイメージに近い作品になりました。中村さんからは箔を用いた作品にしたいという希望を逆にいただいていました。  緊張と緩和と言ったら言いのでしょうか、伝統的な手法を踏まえたモダンな作品になりました。   
 手前味噌になりますが、なかなか楽しめる3人展に仕上がっていると思います。3月16日(月)までの開催です。一足早い春を楽  しみにいらしてください。皆様のお越しをお待ちしております。
 近くの白山公園の梅も花をつけ始めました。ごいっしょにどうぞ。

( 2009.3.6 )
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信田俊郎展−光の場所・光の底

 現在、信田俊郎展を当画廊と『蔵織』にて開催中です。
 一昨年の秋に信田さんの地元佐渡での展覧会を開催して以来、1年半振りに当画廊での展示が実現しました。今回、当画廊のスペースでは新作パステル画20点を、同時開催の『蔵織』では150号2点を中心にタブロー15点を展示しています。
 パステル画は『光の場所』をテーマに赤やオレンジ色などの暖色系の作品が並んでいます。信田さんがここ数年追い求めてきたテーマが昇華された感があります。パステルは見た目以上に取り扱いにくい素材だといいます。色を重ねながら濁りのない自分の欲しい色を引き出すのが確かに大変そうです。今回展示している20点はそれぞれが少しずつ主張しながらも、画廊内を暖かな雰囲気に包んでいます。作品の中には、今までのタイプと少し違うものとして、紙の白い部分を意識的に残しているものもあります。これも信田さんの現在のテーマのようです。
  『蔵織』(西掘前通1)ではタブローを展示しています。ここでは今までのテーマとは別に『光の底』というテーマを掲げ、モノトーンを主体とした作品を発表しています。数年同じテーマを追い求めていると飽きるからと信田さんは言いますが、真摯に自己の絵画表現を追い求めている表れだと私は思っています。ただ、今まだこの『光の底』が意味するものは私には分かりません。今回始まったばかりですから、また数年見守っていきたいと思っています。
 現在、新潟市美術館常設展Uでも信田さんの「湿地帯」(油彩、キャンバス 2003)が4月19日(日)まで展示されています。
 当画廊のパステル画展、『蔵織』でのタブロー展と合わせてご覧いただければ幸いです。

( 2009.2.20 )
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白木ゆりアーティストトーク

 東京国立近代美術館で開催された白木ゆりさんのアーティストトークを聴きに行って来ました。
 当日はあいにくの雨模様にも関わらず会場には200名近い方々が集まりました。展示作品の前でスライドでの説明も交えながら、卒業制作の頃から現在に至るまで20年間の制作の歩みを語るプログラムでした。ブラインドワークで生み出される線のこと、初期のブルーインクを用いた作品からモノクロームの作品へ変わるきっかけなど、皆さん熱心に耳を傾けていました。
 所蔵作品展の会場は2階の比較的広めのゆったりとしたスペースで、正面に『Sonic』(A)〜(C)の大作3点、左側の長い壁面に『Sound-28』の大作と版画集の7点が展示されていました。正面と対面の壁面にはリヒターの作品が、右側の長い壁面には秋岡美帆のプリント作品などが並ぶという展示構成でした。
  終了後、素敵な出会いがありました。白木さんと担当学芸員の方々と食事の約束をしていたので待っていると、あるご婦人が白木さんに花を渡して欲しいというのです。白木さんが出てくるのを待ちながら話を伺うと、白木さんに銅版画を教わっているとのこと。
 それも最近女子美の短大を卒業したばかりで、お子さん方は皆成人し働いているとのこと。こういう方が増えると心豊かな社会になるんだろうと思いながらお話をさせていただきました。
( 2009.2.3 )
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白木ゆり所蔵作品展(東京国立近代美術館)

 白木ゆりさんの所蔵作品展が東京国立近代美術館で1月20日から始まりました。
 今回は、同館のコレクションの中から200点程を選び、20世紀初頭から現代までの日本美術の流れを概観できるように構成した『所蔵作品展−近代日本美術』2F「現代美術−1970年代以降」の中で紹介されています。
 展示作品は、大作4点(1998年の作品「Sonic(A)」「Sonic(B)」「Sonic(c)」 2000年の作品「Sound-28」)と当画廊より2005年に刊行し収蔵された銅版画集「SONIC・・・1992〜2005」(7点組)という構成です。同美術館での版画集の公開は今回が初めてとなりますので、どんな展示をしてくれるのか楽しみです。
 また、会期中のイベントとして白木さんのアーティスト・トークが所蔵作品展会場で開催されます。日時は1月30日(金)午後6時30分から午後7時30分まで、申し込みは不要。当日私も参加する予定です。その様子はまた後日お知らせ致します。
 当画廊ではこの展示に合わせ、2月6日(金)からの2月16日(月)間での会期で『特集展示 白木ゆり 90年代』という展覧会を開催します。今まで展示してこなかったブルー時代の作品を中心に展示する予定です。また、銅版画集も再度ご覧いただこうと思っています。
( 2009.1.20 )
SONIC 1992 〜2005
白木ゆり銅版画集『SONIC 1992〜2005』

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今年もよろしくお願い致します

 明けましておめでとうございます。
 今年も楓画廊をご愛顧いただきますようよろしくお願い申し上げます。
 リーマンショックから始まった経済危機、暗澹たる社会状況ですが、こういう時こそ丁寧な仕事を積み重ねていかなければならないと肝に銘じています。
 当画廊にとっては暗い話ばかりではありません。1月20日(火)から3月8日(月)までの会期で、東京国立近代美術館にて銅版画家白木ゆりさんの所蔵作品展が開催されます。2005年11月に当画廊より刊行した銅版画集『sonic… 1992〜2005』も収蔵、展示されることになりました。その他詳細はまたお知らせしたいと思います。また、5月には美術館企画のグループ展に星野健司さん、杉原伸子さんの出品も決まっています。
 2009年は1月9日(金)から中村一征新作展で幕開けです。今回は抽象作品20点が並びます。当画廊での個展は2002年から今回で5回目となりますが、中村さんは今までその画面に形を想起させるものを描いてきました。個展のたびに中村さんの描き出す絵肌が本当に魅力的だと私は思ってきました。和紙の上に墨から始まり抽象絵画のように重ねられていく岩絵具の絵肌が…。
 今回は私の方からあえて形を想起させるものを外してみてはと提案しました。かなりの難題を押し付けたと思います。それにどう答えてくれるのか、是非会場でご覧下さい。もちろん、中村さんからの返答はこれ一回きりではないはずです。今回発表される作品は、これから長く続く画業の序章に過ぎませんが、ご批評をいただければ幸いです。
( 2009.1.5 )

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